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アミロイドーシス診療支援サービス
2020年実績報告

Experiences

我々が提供する診断サポート解析は
主として以下の3項目です

アミロイドーシス診療支援サービス

熊本大学 アミロイドーシス診療センターでの解析例 ( 2020年1月~12月 )

576件/年、検体受け取りから報告まで、平均14.5

2020年1月から12月まで、576件の依頼を受け解析いたしました。
アミロイドーシス病型解析(免疫組織化学染色)が419件、
組織アミロイド質量分析(LMD-LC-MS/MSによるプロテオミクス解析)が25件、
TTR遺伝子検査が123件です。
検体受け取りから報告までの期間は、平均14.5日でした。

アミロイドーシス病型解析(免疫組織化学染色)

熊本大学 アミロイドーシス診療センターでの解析例 ( 2020年1月~12月 )

419件/年、検体受け取りから報告まで、平均9.4

アミロイドーシス病型診断の依頼を受けた419件中69件(16%)で、当センターで実施したコンゴレッド染色(偏光顕微鏡下で観察)にて、明らかなアミロイド沈着は確認できませんでした。

アミロイド沈着が確認された検体で抗体パネルを用いた免疫組織化学染色を実施しましたところ、350件中334件(95%)でアミロイド原因蛋白質の同定が出来ました。このうち、野生型ATTR(ATTRwt)アミロイドーシスが最も多く161件(48%)でした。次に、ALアミロイドーシスが多く146件(43%)でした(λ型が108件(32%)、κ型が38件(11%))。遺伝性ATTR(ATTRv)アミロイドーシスは16件(5%)、AAアミロイドーシスは8件(2%)、その他が3件(1%)です。

350件中16件(5%)で、抗体パネルを用いた免疫組織化学染色でもアミロイドーシス病型の同定が困難でした。これらの検体は、組織アミロイド質量分析(LMD-LC-MS/MSによるプロテオミクス解析)などの解析をお勧めしています。

組織アミロイド質量分析 ( LMD-LC-MS/MSによるプロテオミクス解析 )

熊本大学 アミロイドーシス診療センターでの解析例(2020年1月~12月)

25件/年、検体受け取りから報告まで、平均34

組織アミロイド質量分析(LMD-LC-MS/MSによるプロテオミクス解析)は25件の依頼を受け、このうち20件(80%)でアミロイド原因蛋白の同定に至りました。質量分析でも20%(5件/25件)で、アミロイド原因蛋白質の同定は困難でした。
アミロイド沈着量が少ない場合や、組織検体が小さい場合などは特に質量分析による解析が困難です。

トランスサイレチン(TTR)および他の遺伝子検査

熊本大学 アミロイドーシス診療センターでの解析例(2020年1月~12月)

123件/年、検体受け取りから報告まで、平均28

TTR遺伝子検査は123件の依頼を受け。111件(90%)が野生型、12件(10%)が変異型でした。
変異型のうち、7件(58%)はTTR Val30Met (p.Val50Met) 変異でした。

アミロイドーシス診療支援サービス
2021年実績報告

Experiences

我々が提供する診断サポート解析は
主として以下の3項目です

アミロイドーシス診療支援サービス

熊本大学 アミロイドーシス診療センターでの解析例 ( 2021年1月~12月 )

909件/年、検体受け取りから報告まで、平均9.5

2021年1月から12月まで、909件の依頼を受け解析いたしました。
昨年(2020年)の依頼件数(576件)と比較し大幅に増加いたしました。アミロイドーシス病型解析(免疫組織染色)は680件、組織アミロイド質量分析(LMD-LC-MS/MSによるプロテオミクス解析)は36件、TTRおよび他の遺伝子検査は193件であり、各々昨年より増加しています。検体受け取りから報告書作成までの期間は平均9.5日であり、昨年の平均14.5日より短縮しています。

アミロイドーシス病型解析(免疫組織化学染色)

熊本大学 アミロイドーシス診療センターでの解析例 ( 2021年1月~12月 )

680件/年、検体受け取りから報告まで、平均4.3

アミロイドーシス病型診断の依頼を受けた680件中164件(24%)で、当センターで実施したコンゴレッド染色(偏光顕微鏡下で観察)にて、明らかなアミロイド沈着は確認できませんでした。

抗体パネルを用いた免疫組織染色によるアミロイドタイピングを実施しましたところ、アミロイド沈着が確認された検体516件中497件(96%)でアミロイド原因蛋白質の同定が出来ました。免疫染色でアミロイドタイピングを行った検体497件のうち、野生型ATTR(ATTRwt)アミロイドーシスが最も多く296件(60%)でした。ATTRwtアミロイドーシスの件数は昨年の161件と比較し大幅に増加しています。次に、ALアミロイドーシスが多く165件(33%)でした(λ型が114件(23%)、κ型が51件(10%))。昨年は146件でしたので、やや増加しています。遺伝性ATTR(ATTRv)アミロイドーシスは16件(3%)、AAアミロイドーシスは9件(2%)で、その他が11件(2%)です。

516件中19件(4%)で、抗体パネルを用いた免疫組織染色ではアミロイドタイピングが困難でした。これらの検体は、組織アミロイド質量分析(LMD-LC-MS/MSによるプロテオミクス解析)などの解析をお勧めしています。

組織アミロイド質量分析 ( LMD-LC-MS/MSによるプロテオミクス解析 )

熊本大学 アミロイドーシス診療センターでの解析例(2021年1月~12月)

32件/年、検体受け取りから報告まで、平均23.8

組織アミロイド質量分析(LMD-LC-MS/MSによるプロテオミクス解析)は32件の依頼を受け、このうち28件(88%)でアミロイド原因蛋白の同定に至りました。質量分析でも12% (4件/32件) で、アミロイド原因蛋白質の同定は困難でした。アミロイド沈着量が少ない場合や、組織検体が小さい場合などは特に質量分析による解析が困難です。

トランスサイレチン(TTR)および他の遺伝子検査

熊本大学 アミロイドーシス診療センターでの解析例(2021年1月~12月)

193件/年、検体受け取りから報告まで、平均24.1

TTR遺伝子検査は187件の依頼を受け、180件が野生型、7件が変異型でした。変異型のうち、5件はTTR Val30Met (p.Val50Met) 変異でした。TTR以外の遺伝子変異解析も6件行い、4件で変異が検出されました。

アミロイドーシス診療支援サービス
2022年実績報告

Experiences

我々が提供する診断サポート解析は
主として以下の3項目です

アミロイドーシス診療支援サービス

熊本大学 アミロイドーシス診療センターでの解析例 (2022年1月~12月)

1,071件/年、検体受け取りから報告まで、平均7.6

2022年1月から12月まで、1,071件の依頼を受け解析いたしました。
アミロイドーシス病型解析(免疫 組織染色)が 867 件、組織アミロイド質量分析(LMD-LC-MS/MS によるプロテオミクス解析)が 36 件、 TTR および他の遺伝子検査が 168 件です。
検体受け取りから報告までの期間は、平均 7.6 日でした。

アミロイドーシス病型解析(免疫組織化学染色)

熊本大学 アミロイドーシス診療センターでの解析例 (2022年1月~12月)

867件/年、検体受け取りから報告まで、平均3.4

アミロイドーシス病型診断(免疫組織染色)の依頼を受けた867件中228件(26%)で、当センターで実施したコンゴレッド染色(偏光顕微鏡下で観察)にて、明らかなアミロイド沈着は確認できませんでした。

アミロイド沈着が確認された検体で抗体パネルを用いた免疫組織染色を実施しましたところ、645件中616件(96%)でアミロイド原因蛋白質の同定が出来ました。このうち、野生型ATTR(ATTRwt)アミロイド ーシスが最も多く395件(64%)でした。次に、ALアミロイドーシスが多く174件(28%)でした(λ型が123件(20%)、κ型が51件(8%))。遺伝性ATTR(ATTRv)アミロイドーシスは8件(1%)、AAアミロイドーシスは19件(3%)、その他が14件(2%)です。

645件中29件(4%)で、抗体パネルを用いた免疫組織染色でもアミロイドーシス病型の同定が困難でした。
これらの検体は、組織アミロイド質量分析(LMD-LC-MS/MS によるプロテオミクス解析)などの解析をお勧めしています。

組織アミロイド質量分析 ( LMD-LC-MS/MSによるプロテオミクス解析 )

熊本大学 アミロイドーシス診療センターでの解析例(2022年1月~12月)

36件/年、検体受け取りから報告まで、平均14.3

組織アミロイド質量分析(LMD-LC-MS/MSによるプロテオミクス解析)は36件の依頼を受け、このうち28件(88%)でアミロイド原因蛋白の同定に至りました。質量分析でも12%(4件/36件)で、アミロイド原因蛋白質の同定は困難でした。アミロイド沈着量が少ない場合や、組織検体が小さい場合などは特に質量分析による解析が困難でした。

トランスサイレチン(TTR)および他の遺伝子検査

熊本大学 アミロイドーシス診療センターでの解析例(2022年1月~12月)

168件/年、検体受け取りから報告まで、平均28.2

TTR遺伝子検査は168件の依頼を受け、153件(91%)が野生型、13件(8%)が変異型でした。
変異型のうち、10件(83%)は TTR Val30Met (p.Val50Met) 変異でした。

アミロイドーシス診療支援サービス
2023年実績報告

Experiences

我々が提供する診断サポート解析は
主として以下の3項目です

アミロイドーシス診療支援サービス

熊本大学 アミロイドーシス診療センターでの解析例 (2023年1月~12月)

1,255件/年、検体受け取りから報告まで、平均7.5

2023年1月から12月まで、1,255件の依頼を受け解析いたしました。
アミロイドーシス病型解析(免疫組織染色)が1,032件、組織アミロイド質量分析(LMD-LC-MS/MSによるプロテオミクス解析)が53件、TTRおよび他の遺伝子検査が170件です。
検体受け取りから報告までの期間は、平均7.5日でした。

近年、依頼解析数は増加傾向にあります

アミロイドーシス病型解析(免疫組織化学染色)

熊本大学 アミロイドーシス診療センターでの解析例 (2023年1月~12月)

1,032件/年、検体受け取りから報告まで、平均4.3

アミロイドーシス病型診断(免疫組織染色)の依頼を受けた1,032件中248件(24%)で、当センターで実施したコンゴレッド染色(偏光顕微鏡下で観察)にて、明らかなアミロイド沈着は確認できませんでした。

アミロイド沈着が確認された検体で抗体パネルを用いた免疫組織染色を実施しましたところ、784件中737件(94%)でアミロイド原因蛋白質の同定が出来ました。このうち、野生型ATTR(ATTRwt)アミロイドーシスが最も多く447件(61%)でした。次に、ALアミロイドーシスが多く 226件(31%)でした(λ型が175件(24%)、κ型が50件(7%))。遺伝性ATTR(ATTRv)アミロイドーシスは15件(2%)、AAアミロイドーシスは33件(4%)、その他が13件(2%)です。

784件中47件(6%)で、抗体パネルを用いた免疫組織染色でもアミロイドーシス病型の同定が困難でした。これらの検体は、組織アミロイド質量分析(LMD-LC-MS/MSによるプロテオミクス解析)などの解析をお勧めしています。

野生型 ATTR アミロイドーシスの解析数は近年急激に増加している傾向です。

組織アミロイド質量分析 ( LMD-LC-MS/MSによるプロテオミクス解析 )

熊本大学 アミロイドーシス診療センターでの解析例(2023年1月~12月)

53件/年、検体受け取りから報告まで、平均32.7

組織アミロイド質量分析(LMD-LC-MS/MS によるプロテオミクス解析)は53件の依頼を受け、このうち40件(75%)でアミロイド原因蛋白の同定に至りました。質量分析でも25%(13 件/53 件)で、アミロイド原因蛋白質の同定は困難でした。アミロイド沈着量が少ない場合や、組織検体が小さい場合などは特に質量分析による解析が困難でした。

トランスサイレチン(TTR)および他の遺伝子検査

熊本大学 アミロイドーシス診療センターでの解析例(2023年1月~12月)

170件/年、検体受け取りから報告まで、平均19.0

TTR遺伝子検査は170件の依頼を受け、161件(95%)が野生型、5件(3%)が変異型でした。
変異型のうち、3件(60%)は TTR Val30Met (p.Val50Met) 変異でした。

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