組織アミロイド質量分析

Amyloid typing by IHC and MS
Hybrid system

まず免疫染色化学染色でアミロイド病型解析を行い、
難しい場合にプロテオミクス解析を行うことで、
ハイスループットかつ高精度なアミロイドタイピングを実現しています。

アミロイド特異的抗体を用いた免疫組織化学染色(約95%は同定可能)

High-throughput
ATTR
Rabbit anti-TTR115-124 antibodies
AL kappa
Rabbit anti-light chain kappa 116-133 antibodies
AL lambda
Rabbit anti-light chain lambda 118-134 antibodies
AA
DAKO AA antibody

免疫組織化学染色でアミロイド原因蛋白質の同定が困難な場合

LMD-LC-MS/MS プロテオミクス解析

High accuracy but low-throughput
  • ・免疫組織化学染色で困難な場合(抗体の反応性が不良の場合)も検出可能

  • ・その他の稀なアミロイド原因蛋白も検出可能

液体クロマトグラフ質量分析計

アミロイド原因蛋白質由来の
ペプチドを高精度に解析します。

LMD-LC-MS/MSプロテオミクス解析を実施する場合は、
病理組織ブロックをお送り頂きます。

貴施設の方針で病理組織ブロックの送付が困難な場合は、
以下をご参考にして組織切片の作成をお願い致します。

使用するメンブレンスライドおよび
検体の取り扱い注意事項

Caution
1 プロテオーム解析専用のメンブレンスライド(特殊プレパラート)
商品名・型番 Leica, MembraneSlides PEN-Membrane 2.5μm, 50 pcs, No.11505158
2 解析に必要なプレパラートの枚数
5枚前後(切片は可能な限り多く載せてください。)
3 薄切の厚さ、プレパラートに乗せる位置
4μm スライドグラスのフィルムがコーティングされている部分に切片を載せる
(フィルム以外の場所に載せた切片は解析できません。)
4 切片作成・輸送の注意
ケラチンの混入を避けるため、作成者はマスク・グローブ着用、薄切したサンプルは新しい(交換した)温水に浮かべてください。スライドガラスには表裏があるため、注意をしてください(フィルムがコーティングされている面が表です)。輸送は、免染用スライドを送る場合と同じです(ケラチンのコンタミを避けるため、スライドグラスには素手で触らない)。

アミロイドーシス質量分析
ご依頼の流れ

Flow
  • step 1

    まずはお問い合わせください

    以下の事項を必ずご記載ください。

    • 担当医の名前

    • 診療科

    • 所属機関

    • 対象症例の年齢

    • 性別

    • 主訴

    • 臨床診断

    • アミロイド沈着部位

    • 免疫組織化学染色の結果

    ご希望される依頼内容

    アミロイドーシス組織質量分析

  • step 2

    担当者からメールで内容に関する確認

    申込書、同意書、検体送付方法などを返信いたします。

  • step 3

    検体、申込書などを熊本大学へご送付

    • 病理組織ブロックを申込書、同意書と共に送付。

    • 平日着でのご送付をお願い致します。

  • step 4

    検体受け取りの連絡(メール)

    検体の受け取り後にメールにてご連絡いたします。

    • 申込内容などに関する問い合わせをさせて頂く事がございます。

  • step 5

    結果の報告

    到着後、1~2ヶ月程度で報告。

    • 結果は基本的には郵送でのご報告となります。

    • 病理組織ブロックの返却

Contact

熊本大学「 アミロイドーシス診療センター 」 ご依頼・お問い合わせはこちら