TTR遺伝子検査

トランスサイレチン
(TTR)遺伝子検査

Analysis method

熊本大学アミロイドーシス診療センターでは、「検体検査の精度確保に係る改正医療法(平成30年12月1日施行)」で定められた要件を満たし、熊本大学病院中央検査部遺伝子検査室(ISO 15189取得)で、トランスサイレチン(TTR)遺伝子検査を実施しています。

アミロイドーシス病型解析(免疫組織化学染色)にて、アミロイド沈着がトランスサイレチン由来(ATTRアミロイドーシス)であった場合は、遺伝性ATTRアミロイドーシス(TTR-FAP)と野生型ATTRアミロイドーシスの鑑別のため、TTR遺伝子検査の実施をご検討ください。

特に、発症前遺伝子解析を実施する場合は、十分な遺伝カウンセリングを行った上で実施してください。未成年の発症前遺伝子解析は受け付けていません。
TTR遺伝子検査の結果、変異が認められた場合は専門医療機関の受診をご検討ください。

トランスサイレチン(TTR)遺伝子検査の保険収載

Please cooperate

トランスサイレチン(TTR )遺伝子検査は、保険収載されています。
【トランスサイレチン遺伝子変異解析】
D006-4 遺伝学的検査 ①処理が安易なもの 38,800円(3,880点)【42,680円(税込)

通常の保険診療と同様に、貴院で患者様より保険診療として費用を請求してください。当院から貴院へ費用請求(保険収載の額と同額(42,680円税込))をさせて頂きます(当院へ外注検査頂く形となります)。参考資料「遺伝学的検査を依頼される医療機関様へ」をご参照ください。

参考資料はこちら >
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遺伝学的検査受託業務契約につい(事務担当者様へ)

Agreement

当施設へのTTR遺伝子検査依頼の場合に、費用請求(保険収載の額と同額(42,680円税込))をさせて頂きます。貴院の医事課担当者に資料「遺伝学的検査を依頼される医療機関様へ」を読んで頂いた上で、ご検討お願い致します。「トランスサイレチン遺伝子変異解析検査受託業務」に係る契約書の内容をご確認の上、【遺伝学的検査受託業務契約書】の空欄を記入いただき、契約者印を押印後、契約書を2部作成し、担当者宛に送付をお願いします。

〈契約書締結担当者〉
〒860-8556 熊本市中央区本荘1丁目1番1号
熊本大学病院 事務部 医事課 医事総務担当係長
電話 096-373-5965

資料・ご送付はこちら >
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申し込みに必要なもの

Things to prepare

依頼書 アミロイドーシス病型解析依頼書

同意書 TTR遺伝子検査の同意書

検体 EDTA-2Na もしくは
-2Kの採血管(紫キャップ、7 ml)を2本

送付方法

Sending method
  • EDTA-2Na もしくは -2Kの採血管(紫キャップ、7 ml)を2本採血後、
    クール宅急便(冷蔵タイプ)でお送りください。

  • 冷蔵庫で数日の保存は可能です。

ご確認ください

  1. 凍らせないようにお願い致します。凍結すると溶血しその後のDNA抽出が困難となります。
  2. 当センターでは、TTR遺伝子変異が陽性の場合、変異を有する可能性が高い場合(家族歴が有る場合)、
    ご希望がある場合などに、血中TTRの質量分析を実施し、変異の有無を蛋白質レベルでも確認する場合がございます。
    その場合は追加費用のご負担はありません。

解析期間の目安

Period
  • 1~1.5ヶ月程度(特にお急ぎの場合は、ご相談ください)

トランスサイレチン遺伝子検査
ご依頼の流れ

Flow
  • step 1

    まずはお問い合わせください

    以下の事項を必ずご記載ください。

    • 担当医の名前

    • 診療科

    • 所属機関

    • 対象症例の年齢

    • 性別

    • 主訴

    • 臨床診断

    ご希望される依頼内容

    トランスサイレチン遺伝子検査

  • step 2

    担当者からメールで内容に関する確認

    申込書、同意書、検体送付方法などを返信いたします。

  • step 3

    検体、申込書などを熊本大学へご送付

    • EDTA-2Naもしくは-2Kの採血管(紫キャップ、7ml)を2本、申込書、同意書と共に送付。

    • 平日着でのご送付をお願い致します。

  • step 4

    検体受け取りの連絡(メール)

    検体の受け取り後にメールにてご連絡いたします。

    • 申込内容などに関する問い合わせをさせて頂く事がございます。

  • step 5

    結果の報告

    到着後、1ヶ月程度で報告。

    • 結果は基本的には郵送でのご報告となります。

※ 遺伝学的検査受託業務に関する事務手続きを、当院事務担当者とご相談ください。

TTR以外の遺伝子解析(ゲルソリン(GSN)・アポリポ蛋白(A-I(APOA1)・A-II(APOA2)・
C-II(APOC2)・C-III(APOC3))・リゾチーム(LYZ)・フィブリノーゲン(FGA)・シスタチンC(CST3)・
プリオン蛋白(PRNP)など)に関するご相談も承っております。

まずは該当する解析に関しましてお問合せください。

Contact

熊本大学「 アミロイドーシス診療センター 」 ご依頼・お問い合わせはこちら